vol.03 住いの暖房 ヒートショック対策編 マンガ01
vol.03 住いの暖房 ヒートショック対策編 マンガ02
vol.03 住いの暖房 ヒートショック対策編 マンガ02 vol.03 住いの暖房 ヒートショック対策編 マンガ01

健康・快適
vol.03 住いの暖房
ヒートショック対策編

寒い季節に多発する
ヒートショック事故を
暖房で防ごう!!

寒い季節に多発するヒートショック事故を暖房で防ごう!!  急激な温度変化により体に起こる「ヒートショック」は、寒い脱衣所・浴室から急に熱い湯船に入った時などに起こる急激な血圧や心拍数の上昇などの現象です。それによる心筋梗塞や脳梗塞、不整脈のリスクが高まり、毎年、高齢者などの死亡事故が数多く発生しています。浴室や脱衣所に暖房機の設置や浴室暖房の導入をお勧めします。

参考サイト

浴室・脱衣所の暖房は
必須 住宅内の寒暖差を
なくそう

ガス暖房なら
短時間で温まる

ガス暖房なら短時間で温まる  寒い脱衣所と、熱いお風呂。ヒートショックによる死亡事故は、脱衣所と浴室の温度差が激しい冬に集中しています。ヒートショックの予防策は入浴前に脱衣所を暖房器具などで暖めておき、温度差をなくすこと。でも、浴室や脱衣所に暖房がないというご家庭も多いはず。立ち上がりが早い暖房機・ガスファンヒーターがお勧め。また衣類乾燥にも使えるガス浴室暖房乾燥機の導入家庭も増えています。浴室付近ならガス栓増設も比較的簡単。

暖房システムの見直しと
断熱リフォーム

暖房システムの見直しと断熱リフォーム  浴室だけでなく住宅内の寒暖差も健康に悪影響を与えます。例えば夜中に廊下、トイレが寒いと感じる時、それは体にダメージを与えていると考えましょう。住宅内の室温を適温に、しかも均等に保つには、経済的で高効率な暖房機を上手に配置するだけでなく、家全体の断熱も大切。お住いの寒暖差が気になるご家庭は、家族の健康を保つためにぜひ、暖房システム全体の見直しや断熱リフォームをご検討ください。バスルームの安全対策は、できるところからお早めに!!

住まいと健康
ヒートショックを防ぐ
正しい入浴法

「入浴NG」を守り
正しい入浴を

「入浴NG」を守り正しい入浴を  最悪の場合、死に至るヒートショック。心筋梗塞などのほか、気を失っての溺死も少なくありません。特に注意したいのは、次のような人です。

心臓や脳、血管に持病がある
高血圧、糖尿病、脂質異常症や不整脈がある
浴室・脱衣所が極端に寒い。暖房器具がない
熱めのお風呂で長湯する
一番風呂に入ることが多い

など。また、血圧変動が大きくなるので、食事の直後や飲酒後に入浴はやめましょう。冬場の入浴前は脱衣所は暖房で、浴室は浴槽ふたを開けておいたり床面に温水シャワーをかけるなどして暖めておきましょう。
 入浴で心掛けたいのは以下の事柄です。

入浴前にコップ1杯の水を飲んで水分補給(脱水による血圧低下を防ぐ)
浴槽に入る前に手足などの末梢からかけ湯を(少しずつ体を温め、血圧の急降下を防ぐ)
長湯は避ける(体に負担を与えるため)
浴槽から出る際は、急に立ち上がらずゆっくりと出る(血圧の急降下を防ぐ)

参考サイト

リフォーム・
ワンポイントアドバイス

ガス栓の増設は意外と簡単

ガス栓の増設は意外と簡単  ガスファンヒーターを使いたいけど部屋にガス栓がない……そんなご家庭でも、キッチンなどでガスを使っていればガス栓の増設工事は可能です。キッチンやお風呂などの既設のガス配管や、屋外のガスメーター付近から分岐して新たに配管します。増設配管の多くは柔らかいフレキシブル配管なので、2階や分岐部分から離れた場所にも、壁の中を通してガス栓を増設する事ができます。自由に曲げることができるので継手も必要なく、耐震性にも優れています。ガス栓は電気のコンセント同様に、器具をつなぐガスホースとカチッと接続。使わない時、移動したいときは閉栓すれば、ガスは流れず安心です。

ガスと暮らしのむかし話

家全体を暖めるように
なったのは最近!?

家全体を暖めるようになったのは最近!?  暖房の歴史は人間が火を発見した時がスタートと思われていますが、実際はそれよりも後のようです。ヒトはアフリカで最初に出現しますから、何千年も経った後に寒冷地にたどり着いたヒトから暖房のことを考えるようになったようです。そして文明の進化と一緒に暖房も進化。古代ローマの「ハイポコースト」や中国・朝鮮の「オンドル」、時代は下って北欧の「暖炉」、ロシアの「ペチカ」などが出現します。ところが、日本はちょっと違っていて、長い間、火鉢や囲炉裏、こたつなど、部分暖房ばかりが利用されていました。ストーブのように部屋全体、家全体を暖める暖房機の登場は、なんと明治以降から。昔の日本人は、もしかしてアフリカ人に近いのかも。

無理なくできる節約術
/ バスルーム編

電気とガス
合わせ技で節約

電気とガス合わせ技で節約  エアコンは消費電力が大きくなる運転開始の回数を減らして、部屋の温度が一定になっている時間を長くすれば電気代が節約できるという考え方があります。これは温度設定や機器の制御機能によりケースバイケースです。節約方法としては、ガスファンヒーターで部屋全体を暖めてから、エアコンを使うというあわせ技が有効です。

家庭でできるCO2削減

エアコンの設定温度を
1度下げる

エアコンの設定温度を1度下げる  エアコンの暖房運転時、設定温度を1度下げるだけで1世帯あたりのCO2削減効果は年間31kgになると試算されています。環境省推奨の冬の室温・暖房設定温度の目安は20度です。

LPガスまめ知識

ガス暖房はメリット
いっぱい

 LPガスは湯沸しなどの給湯、コンロなどの厨房、そして暖房で利用されています。ガス暖房機は、ガスファンヒーター、ガスストーブ、ガスFF暖房機、ガス温水式床暖房、ガス浴室暖房乾燥機などさまざま。いずれも暖房の立ち上がりが早く、パワフルな分、経済的だということ。過熱防止や転倒時消火など機器の安全装置と、地震や長時間使用時のガス遮断などマイコンメーターの機能とで、安全面も万全です。

LPガス検定

問 強い地震がきたら、ボンベのLPガスはどうなる?

A:自動的にとまる
B:とまらず出つづける