vol.07 住まいの断熱 暑さ対策編 マンガ01
vol.07 住まいの断熱 暑さ対策編 マンガ02
vol.07 住まいの断熱 暑さ対策編 マンガ02 vol.07 住まいの断熱 暑さ対策編 マンガ01

健康・快適
vol.07
住まいの断熱
暑さ対策編

これからの住まいは
屋根・床での
暑さ対策も大切

これからの住まいは屋根・床での暑さ対策も大切  「毎年暑さが厳しくなっている」と感じている方も少なくないのではないでしょうか。これからの住まいは暑さ対策を重視したいところ。暑さを凌ぐには、エアコンなど冷房機器に頼るだけでなく、家自体を見直す必要があります。屋根や床の断熱をしっかり改善すれば暖房ばかりでなく、冷房効果もアップします。

断熱リフォームで
室内の暑さを防ごう

断熱と湿気対策で
健康な住まいへ

断熱と湿気対策で健康な住まいへ  断熱リフォームは暑さ対策と寒さ対策の両面で効果を発揮します。また、湿気対策も重要で、カビやコケ、ダニの発生を抑制します。床下や天井裏の通気を改善するリフォームも検討してみてはいかがでしょうか。夏は涼しく、冬は暖か、さらに湿気対策が施された住まいは、健康づくりに欠かせません。

床断熱は夏場にも
効果を発揮

床断熱は夏場にも効果を発揮  床断熱は室内の床下の部分に断熱材を施します。フローリングや畳などの床材と、床下の空間との間に断熱材を入れるため、床下の冷気を遮断することができ「底冷え」を防ぎます。床断熱は、夏の暑さ対策にも大いに効果を発揮します。夏場、床下の温度はエアコンが効いている室内よりも高いことが多く、この熱で冷房効果が下がります。床断熱で室内が床下の温度の影響を受けにくくなり、冷暖房効果をアップさせます。

畳からフローリングへの
変更でも断熱

畳からフローリングへの変更でも断熱  畳はクッションのように衝撃や音を吸収するほか、断熱や調湿の効果もあります。でも張り替えの手間や費用などから、フローリングへの変更を決断するご家庭も多いようです。畳からフローリングへのリフォームでは、断熱対策は必須です。

住まいと健康
熱中症対策で大切な
室温管理と水分補給

就寝中でも熱中症になる!?

脱水症状が熱中症をまねく

脱水症状が熱中症をまねく  熱中症患者の半数は屋内で発症していますが、それは日中の暑い時間帯だけではありません。なんと、就寝中にも熱中症になることがあるのです。人は寝ている間にも汗をかきます。その量は、一晩でコップ一杯分。その水分がしっかり補給されていなければ脱水症になります。脱水症になると熱を逃す働きが弱くなり、体温が下げられなくなり熱中症を引き起こします。

睡眠不足や二日酔いも注意

 睡眠は熱中症予防としても大切。睡眠不足やそれにより疲労回復ができていなかったり、過度な飲酒による二日酔いなどの体力消耗時は、熱中症になりやすいので注意しましょう。とくにアルコール飲料は利尿作用があり脱水症状を起こしやすいので、飲酒後は十分に水分補給しましょう。

室内でも1時間に1回コップ半分の水

 家の中のお風呂場、洗面所は熱がこもりやすく湿気もあります。このような場所で長時間過ごすときは冷房をきかせたり、扇風機や窓開けで風通しをよくするとともに、水分補給を忘れずにしましょう。
 人は睡眠時や入浴時など発汗以外にも皮膚や呼気から水分を失っています。睡眠時、就寝前、起床時、入浴前後にコップ一杯の水分を補給しましょう。また、室内だとのどの渇きを感じにくくなったりすることもあります。日中はコップ半分程度の水分を1時間に1回程度、意識して補給するようにしましょう。

リフォーム・
ワンポイントアドバイス

アフターケアできる
業者を選ぶ

アフターケアできる業者を選ぶ  既存住宅への屋根断熱の施工は、屋根の外側に外張断熱改修を行う方法と、屋根裏に断熱材を入れる方法とがあります。屋根が熱せられて生じる天井裏の熱を室内に伝わらないようにするための屋根裏断熱は、天井の直上に断熱材を敷く①天井断熱と②屋根断熱の2種類。屋根断熱は勾配天井などで採用され、いずれもグラスウールやロックウールといった断熱材を使用します。
 既存住宅への床断熱の施工は、比較的手軽に行える①床下に断熱材を設置する方法と②床下から断熱材を吹き付ける方法があります。②は断熱材が密閉された状態で施工されるため、湿気や害虫の侵入を防ぎ、床下の環境を保護する効果もあります。さらに、単に断熱材を設置するだけでなく③床そのものを張り替える方法は、断熱効果の大幅な向上に加え、床材のレベルを上げることで床下の換気や保温性能を改善することも可能です。
 いずれも断熱材がしっかりと取り付けられていないと時間経過によって劣化や変形が早まってしまいます。リフォーム後も長い間アフターサービスを行っている業者を選択しましょう。

参考サイト

住まいと暮らしのむかし話

家の作りは
夏をむねとすべし!?

家の作りは夏をむねとすべし!?  家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり(『徒然草』第五十五段)――吉田兼好の言葉です。住まいは、夏を考えて造りなさい。冬は住もうと思えばどこにでも住める。暑さ対策ができていない住宅は耐えられないと言っています。高温多湿の日本では、鎌倉時代から家づくりの基本は暑さ対策にあったようです。
 でも、これを鵜呑みにしてはいけないようです。明治以降、西洋建築が入り、冬の寒さを凌ぐヨーロッパやアメリカの家が模倣されるようになっても、日本の家は未だに寒すぎることが常に問題視されています。日本では冬の死亡率の方が高く、しかも、住まいの寒さ対策が弱い西日本の冬の死亡率が高いというデータもあります。
 暑さを対策するのではなく暑さ寒さ両面の対策となる「断熱をする」という考え方は、日本には長くありませんでした。
 ただし、昔の日本では夏の死亡率が高かったのも事実。それは高温多湿でモノが腐りやすく、それによる病気や感染が多かったからです。風通しを良くすることで病気を防いだわけです。

家庭でできるCO2削減

エアコンの温度を下げて、
CO2削減に貢献

エアコンの温度を下げて、CO2削減に貢献  夏のエアコンの温度設定を1℃下げるだけで大きな省エネ効果が期待できます。省エネ=電気代の節約です。
 夏の冷房運転時には設定温度を27℃から28℃に変えるだけで消費電力を約13%減らすことができ、CO2排出量(年間)も7.8kg減らすことができます。

LPガスまめ知識

導管で供給する
LPガス

 LPガスは、容器(ボンベ)による分散型の個別供給が一般的ですが、導管による供給システムもあります。導管供給システムは、法律上、以下のように区分されています。

小規模導管システム

 LPガスを70戸未満の消費先に供給するもので、一般のアパートやマンション、小規模団地等で利用されています。

コミュニティーガス供給

 特定ガス発生設備から70戸以上の比較的規模の大きい団地やマンション等の消費先にLPガスを導管供給するシステムです。

LPガス検定

問 カセットボンベにはプロパンガスが入っている?

カセットボンベにはプロパンガスが入っている? A:入っている
B:入っていない